無登録業者や闇金業者に注意
闇金は文字通り法律の光に当たらない闇の世界でお金を違法な金利で貸すなどの行為をするのです。
たとえば、取り立てをしてはいけない時間に取り立てしたりします。
貸金業者は国や県などで登録しなければ営業できません。
貸金業者は、貸付けた借主に保険金の支払を受けることとなる保険契約を締結させて、
かつ、自殺させて保険金で借金をチャラにしようとしてはいけません(貸金業法12条の7)。
もちろん、こんなことを企てるのは一部の悪質な違法なことをする業者だけです。
インターネット上では、悪質な貸金業者かどうか検索できるサイトがありますので参考にしてください。
なお、その場合、サイトは信頼できるところか確認してください。
貸金業登録番号が虚偽(うそ、デタラメ)のものであったり、架空の団体や協会名を出して加盟しているから信用させようとします。
そういうことがあるそうですから注意しなければならないのです。
悪質な手口がありますから紹介します。トイチって聞いたことはありませんか。
10日間貸して利息が1割もつくということなんです。これは制限金利を超えていますから違法行為です。
フィッシング詐欺、買取屋、整理屋
闇金の手口はお分かりでしょうか。ただの現金のやりとりだけだと思っていると危険です。
いろいろな手口で債務を膨らませてしまうことがあります。インターネット上では本物の業者もあればニセモノもあります。
正規の消費者金融会社や有名クレジット会社の本物そっくりに作ってある偽のサイトで個人情報を取るフィッシング詐欺が社会問題になったことがあります。
インターネットの仕組みに慣れないとひっかかりやすいですからご注意ください。悪質な業者が返済困難な借主にクレジットカードで商品を買わせ、買った商品を安く買い、転売することもあります。
クレジットカードの名義人は後払いの商品代金債務が確実に増えることになりますから、このような返済はやめたほうがいいのです。
勝手に振り込んで貸すものもいました。契約は当事者が納得しないと成立しないものです。紹介した手口は無効なはずです。
多重債務者はこれ以上借金できないことがほとんどでしょう。
そういう深刻な状況なのに「貸すところがあります」とか「整理しましょう」などと甘い言葉をかけてくる業者がいます。
紹介するのですが、紹介料や保証料などと勝手な名目で余計なお金をとる手口がありますのでお気を付けください。
無料相談と総量規制
闇金業者からの取り立てや嫌がらせをやめさせるにはどうしたらいいんでしょう。まずは弁護士さんに相談されてはいかがでしょう。闇金問題について無料相談できる弁護士さんがいますから、一度お問い合わせになるのをお勧めします。
闇金問題についての無料相談は個別の事情がありますので、話題を変えます。さて、貸金業者はお金を借りたい人にいくらまで貸せるんでしょうか。いくらでも貸していいとなると借主は返済が大変になります。
したがって、規制されています。それは、借主の年収が基準になります。
つまり、年収の3分の1を超えるような貸付けはできないことになっています。年収が600万円としますと、貸金業者は200万円まで貸すことができる。借主から言えば200万円まで借りられるということです。これは総量規制と呼ばれています。
専業主婦(専業主夫)でもお金を借りられます。専業主婦ならダンナさんの収入と合わせて総量規制の対象になります。専業主夫の方は、配偶者の奥さんの収入と合わせて総量規制の対象になります。キャッシングカードの利用も借金です。
未成年者(20歳にならない方)でも作れるとしても、返済の計画なしに簡単に借金しないようにしましょう。安易に借りると後で返済が大変になることがあるのです。